ソフトボール部入部直後に盲腸で入院……
しかし転部先で活躍!
学生時代について教えて!
中学ではソフトボール部に入部。
しかし入学早々、盲腸で3週間入院することに。退院後に部活に慣れ始めた同級生を見て、「ついていけない……」と挫折を感じて退部しました。
とはいえ、その後は友人がいた剣道部に転部し、剣道初段を取ったり大会に出たりと、楽しく過ごせました。
高校時代は?
高校では吹奏楽部に入部。
朝練もあり、「文化部の中の運動部」と言われるほどのハードな練習の毎日でした。
しかし、コンサートを行うために自分たちでスポンサー集めをしたり、コンクールに出場したりと、熱中していましたね。
受験エピソードはある?
部活に熱中したのはいいものの、受験勉強を全くしないまま3年生の夏が終わり……。
「一般入試は無理!」と、慌てて大学推薦を申請。滑り込みで合格しました。
秋に推薦が決まった後は、バイトをしたり自動車教習所に通ったりと、残りの高校生活を満喫していましたね。
10代の頃、夢はアル?ナシ?
子どもの頃から算数・数学が好きだったので、中学生の頃は数学の先生になりたいと思っていました。
高校生になってからは将来を考えることもなく過ごしていました。
ただ、当時はスマートフォンもない時代でしたが、「これからはコンピューター中心の社会になりそうな気がする」と思い、大学では情報工学を専攻しました。
地下鉄サリン事件遭遇 その後両親他界……
平凡な日常が一変
キャリアのレキシを教えて!
22歳:NTTに入社
26歳:小中学校向け「遠隔へき地教育システム」プロジェクト担当
32歳:教育関連の新設子会社へ出向
34歳:出産、1年間の育児休職
現在:NTT東日本の神奈川支店長 ←今ココ
ハイライトは?
都市部の学校と山間離島の学校を通信・ICTを使ってつないでオンライン授業を行う「遠隔へき地教育システム」プロジェクトを担当したことです。
その時に見た子どもたちの笑顔は、今でも、仕事を続けるモチベーションとなっています。
このプロジェクトを機に「教育」もライフワークに。現在は、中高生向けにキャリア教育を行うNPO法人JSBNでも活動しています。

その一方では?
入社3年目の頃、日比谷のオフィスへ通勤中に地下鉄サリン事件に遭遇しました。
幸い大事に至りませんでしたが、警察の事情聴取を受けたり裁判の委任状を書いたりと、平凡な日常が大きく変化しました。
また、地下鉄サリン事件から2年の間に、両親が相次いで他界。悲しみに暮れるとともに、人生は何が起こるか分からないと痛感しました。
予期せぬ偶然の出来事が、
人生の可能性を広げる

オトナのリアルを教えて!
これまで12の部署を異動しながら、新規事業開発や法人営業、採用人事など、さまざまな業務を経験してきました。
そんなキャリアを通して感じたことは、変化に対応するためには常に学び続けることが必要ということです。
現代は変化のスピードが速いため、大人になっても「学び」は重要です。私もキャリアコンサルタントの資格取得を目指し勉強を始め、先日、国家資格キャリアコンサルタント試験に合格しました!
ラストメッセージ!
キャリアのターニングポイントの8割は、予期せぬ偶然の出来事だそうです。
常に好奇心を持ちながら柔軟に行動することで、可能性は広がると思います。
結果はあとからついてきます。ためらわず一歩を踏み出し、自分らしい人生を歩みましょう!