飲食店に家庭教師……バイト三昧の学生時代
学生時代について教えて!
クラスの中心人物というわけではないものの、友人は多かったです。人並みに恋愛も経験しました。
時間をかけずに効率的に点数をとることが好きで、勉強も何となく平均以上にできましたね。
中学時代の部活は卓球部。高校時代は部活に入っていなかったので、暇を持て余してバイトをしていました。
学生時代にしたバイトは?
飲食店、クレジットカード勧誘、ゲームセンター、家庭教師、寿司の配達、プールの監視員、引っ越しなどなど。
中学時代から「早く働きたい」という気持ちが強かったです。
10代の頃、夢はアル?ナシ?
明確にやりたいことがあったわけではありませんが、祖父や父の背中を見て、理系大学に進学するものだと思っていました。
正直どんな職業があるのかも知らなかったし、今思えば知ろうともしていなかったと思います。

「自分はうまくいく」
根拠のない自信から始まったキャリア
就活エピソードはある?
就活のときはなぜか「自分はうまくいく」という根拠のない自信がありました。
新卒では、給与水準が高く、転勤がなく、業種の幅があるという理由で私鉄に絞って受験した結果、見事合格。
根拠のない自信は打ち砕かれるどころか、むしろ膨らんでいきました。
キャリアのレキシを教えて!
18歳:浪人
19歳:早稲田大学理工学部社会環境工学科
23歳:京王電鉄株式会社

30歳:日本GLP株式会社(株式会社モノフル創業)
37歳:株式会社Sun Asterisk
38歳:合同会社TAKEz創業←今ココ
人生のハイライトは?
前職で休職したことを機に「自分が最も価値を発揮できる働き方とは何か」を考え、独立を選びました。
「独立に不安はなかったのか?」と聞かれることもあります。しかし、自分のスキルや経験を踏まえて、いざとなれば就職できると思っているため、リスクとは感じていません。
これまで築いたつながりが広がり、仲間の力も活かしながら活動できるようになってきました。心と体のバランスを取りながら、長くパフォーマンスを発揮し続けられる働き方を模索しています。
オトナの楽しさを教えて!
仕事を通じて、個人ではなかなか出会えないような人たちと会えるのは魅力です。
上場企業の役員や、スタートアップで資産数十億円の創業者など、多様な価値観を持つ人々と対話することで自分の視野も広がります。
あとは、社会の内側を知ることができるのも面白いですね。「なぜ無料サービスが成り立つのか」など、ビジネスの構造に触れられるのは興味深いものです。
生き方に正解はない。
自分がベストと思える選択を

人生で大切にしていることは?
自分の中にある「好奇心」を満たし続けること。新しい知識や体験は自分の活力です。
あとは、常に新しい情報や人との出会いを大切にしています。「この人だ!」と感じたら大阪でも福岡でもすぐに会いに行くようにしていますね。
ラストメッセージ!
キャリア選択や生き方に正解はないので、その時々で自分が「これがベスト」と思える選択をすればいいと思います。
大切なのは、人それぞれ異なる価値観があることを理解し、他人の価値観を楽しむ姿勢を持つこと(取り入れるという意味ではなく)。
社会に出るといろいろな価値観に出会い、衝突することもあります。そんなときに「自分と違う=悪」ではなく、「そんな考え方もあるんだ」と受け止められれば、気持ちが人間としての厚みが増しますよ。